第394回「陰の支えに感謝ししょう

こんにちわ。
「はたらびっと」の運営者です。

運営者のつぶやきでは、人生を愉しく過ごせる為の心がけ・名言をつぶやきます。
また、働く為に必要な教養が身に付けば幸いです。
 

5月15日 (金曜日)
「陰の支えに感謝しましょう

 

Kさんは、十五歳で金属加工会社に就職しました。
五十年間、無事に勤め上げ、この春、退職となりました。

入社した頃は、プレス加工の金属音が響き渡る賑やかな会社でしたが、時代の変化と共に、次々と機械が入れ替えられました。
この十年ほどは、コンピュータ制御の機械が中心の、静かな職場に変わっていました。

Kさんは、古びたクッキーの缶を大事にしています。
そこには、初めてプレスを任された鉄の板の切れ端、苦心して切削した小指ほどのステンレス棒、退職の前日まで加工していた真鍮製品の削りかすなどが入っています。

五十年間の思い出がぎっしり詰まった缶を会社から持ち帰った日、小学生の孫に、缶の中身を尋ねられました。
その一つひとつを説明しながら、
<誇りを持って仕事を続けられたのは、家族が支えてくれたからだ>
と、胸に込み上げる思いがありました。

Kさんは、家族への感謝を込めながら、そっと宝箱を閉じたのでした。 

過去の記事

閉じる